「隠岐汽船欠航」を告げる無線でスタートした今日一日
慌てて窓を開けてみれば
今まさに雪化粧中の八尾川橋
「春」の兆しをあちこちに感じた昨日とは打って変わって
今日は 「冬」「ふゆ」「フユ」…
寒いイチニチとなりました
これは全国的にすっぽり寒波に包まれた9日の八尾川橋から見た八尾川
港町と西町を結ぶ八尾川橋
ここから見渡す八尾川の光景が私は大好きです
春の朝
夏の月夜
秋の夕焼け
そして
冬の雪景色
ここで暮らすようになってから
たくさんの写真をここで撮りました
あまりの夕焼けの美しさに
後続車がいることも忘れて停車しそうになったことは内緒
笑
私のスマホの中には
いったい何枚のこの橋から眺める八尾川が残っていることやら
いや
それはきっと
私だけじゃないでしょうね~
さて
八尾川といえば河童
ブンテン横には河童をお祭りした河童大明神の祠があります
その河童の祠を守っておられるのは
河童を退治したとされる九兵衛さんの子孫にあたる唐人屋さんです
その唐人屋さんが
こんな写真を見せてくださいました
昭和40年前後の八尾川橋周辺の光景です
家の裏手にはそれぞれ桟橋があり
そこから直接船に乗り込むことができるようになっていて…
きれいに並んで干されているのはイカでしょうか
洗濯物も川風に吹かれてきっとすぐ乾いたでしょう
これだけ土地が低いのだから
大雨の後などは大変だっただろうな~…
八尾川の安全と厄除けを願い
船に鈴なりになりつつ乗る人々
八尾川橋にはたくさんの人が祭りを眺めていらっしゃいます
河童祭りの日の八尾川です
~河童祭りは今は行われていません~
水面すれすれに桟橋があり家が並ぶ光景
桟橋に座って足を垂らせば
水をけることができるくらいに…
川と人々の暮らしは
今よりずっと密接につながっていたんでしょう
向こうに城山を臨みつつ…
八尾川橋から撮った写真でしょうか
それとも船の上から撮った1枚でしょうか
これもやっぱり河童祭りの日の一枚です
河童祭りの様子を中心に写されたものですが
当時のこの界隈の様子が分かる貴重な写真ばかり
人々の暮らしの在り方はこの写真の頃から大きく変化してきています
町並みの様子も変わりました
けれど
八尾川沿いを歩いてみるとそこここに
川により沿うようにある人々の暮らしや営みを見ることができます
川と海の恵みを享受しつつ
自然の力の偉大さを受け入れつつ
見えない力に畏敬の念を持ちつつ祈りをささげつつ
この界隈のみなさんのくらしは
今も昔も八尾川とともにあるんだな~と
改めて思いました