毎年恒例になりつつある
その年異動で島を離れられる…予定…のみなさんとの「さよならイベント」
今年も
自転車でみんなで島を半周走る予定だったのに
数日前に出た天気予報ではこの日は見事に雪マーク
中止か延期か・・・
それとも寒波に挑むように決行するか・・・( 一一)
この1週間
天気予報とにらめっこしつつしかめっ面をしていた店長さん
どう考えても荒れ模様が予想される、と、少々あきらめムードだったものの
遠くで雪帽子をのっけてそびえる大満寺山に呼ばれるように
急遽浮上したのは
「寒波を逆手にとって山に登ってしまおう!案」
提案者はもちろんリアルレンジャーです
笑
というわけで
フユノダイマンジ登山隊 結成♪
前日の夜
突如降り始めたボタン雪に
もう登山断念ムードのまま就寝した我が家だったので
朝の晴れ間に少々慌てるの巻
笑
…行きたいような やめときたいような(^^ゞ…
サムイかな・・・
雪に埋まるかね・・・
歩けるか登れるか・・・
あれこれ不安要因をつぶやきつつも
心地よい冬の朝の空気感に助けられ
やっぱり出発!
有木側から登ることにし
登山道入口までは車で便乗
いざ出発♪
前夜の雪ですっかり汚れを落としたすがすがしい空気を吸い込みつつ
雪化粧をまとった木々の下を
雪をを踏みしめる音と感覚とを楽しみつつ山に入ります
この3名は山はベテラン♪
この程度の雪山ではびびりませんよ~笑
夏場はこの沢を登って上がるコースも楽しめますが
冬はカンベン(;^ω^)
落ちないように慎重に・・・笑
雪が降ると
どうしてこうも童心に返ってしまうんでしょうね~
あっちでも・・・・
こっちでも・・・・
笑
さて
遊んでばかりじゃ進みませんね
まっすぐ空に向かって伸びる杉の木立の中を
雪を踏みしめ歩いていきました
先頭を歩くラッセル要員とその後続部隊のおかげで
後半を歩く私たちはちょっと楽ちん
思ったよりは雪は少なかったものの
吹きだまりや木立を抜けた尾根あたりは
油断するとこの通り
↓
↓
↓
深いところは腰のあたりまでずぼっといっちゃいます
(◎_◎;)
もうこの段階で
トレッキングシューズがいいとか長靴なら大丈夫とか
そういうレベルでなくなっている
笑
そんなズボズボポイントを抜けると
↓
↓
↓
思わず歓声があがる・・・そんな景色が広がりました
フユノダイマンジサン 山頂到着です
隠岐の島最高峰からは
西郷湾が一望です
ちょうど入港してきたフェリーにも思わず歓声♪
見事に澄んだ冬の空
ぐるりと拡がるパノラマ的隠岐の島
雪山はいろんな音を吸いこんで静か
「来てよかった~~~!!!」
ブンテン夫婦
心からの叫び
笑
もう少し雪が止むのが遅ければ
危うくベースキャンプ待機を選択するところでした
((+_+))
空気は冷え込んでいるはずなのに
ここまで登ってみんな汗だく
ちょっと一休みということで
隠岐水産高校創立80周年の記念に作られた記念碑
大きな方位針の上で珈琲ブレイクです
レンジャーHくん
さすがですね
持参のジェットボイルで珈琲を淹れてくれました♪
私のおにぎりはこのありさま
(;´・ω・)
「これはおにぎりです」と言わなければ
もはやいったい何なのかすら分からないという…
ウェストポーチの中でおせんべい化
笑
さて
おいしい珈琲とおしゃべりでパワー充填完了
水高の方位針と記念撮影して下山準備です
隠岐の島の最高峰から西郷の町を眺めてひっそりたつこの記念碑
隠岐水産高校創立80周年の記念に作られたものなのだそうです
その当時の水高生さんや卒業生さんが
セメントやら水やら道具やら
みんなでここまで運んで作られたものなのだそう
小さな島の小さな水産高校から
世界の海に繰り出す若い力を輩出する
水産国ニッポンの未来とこの島の将来を背負う人材を育てあげる
隠岐水産高校の存在意義が
大満寺山の山頂のシンボルになっているこの碑に
ぎゅっとこめられている気がします
こんなところに
こんなものを造ってしまうその心意気にシビレますね~
さすが隠岐水産高校!!
この景色も見納め
惜しみつつの下山です
…次はいつ見れることやら(;´・ω・)…
下山するころには気温もあがり
雪の具合も少しずつ緩んできました
緩んだ雪とズボズボ開いた足跡に足をとられ
思うように歩けない
涙
ということで
ソリすべり ならぬ
・
・
・
シリすべり スタート!!
次々とスベルスベル
笑
滑るというか コロガルように・・・
笑
お尻が濡れようと・・・
背中に雪が入ろうと・・・
もうそんなことはお構いなし
笑
店長さんも
カメラを抱え写真撮りつつ
スベルスベル
笑
スリル満点ですな
滑り下りてくる店長さんを待ち受けるの図
笑
おっつぁんおばさんたちのこの楽しげなこと!!
…20代も1名含む…
自然の中でこそのこの開放感
気のおけない仲間達と楽しさを共有するこの一体感
いや~・・・童心に返るとはまさにこれですね
久しぶりにこんなに大声で笑いつつ遊んだ気がする
笑
転がりつつ大笑いしつつの山くだり
実質30分もかかったでしょうか
ほんとにあっという間
あっけなくてびっくりする位ほどでしたよ
笑
あ~~もう1回登りたいと思うほど
…登れませんけどね…
下山後は
心地よい疲れを引きずりつつ
明るいうちからの盛大すぎるナオライです
ニョロを警戒して不参加だった隊長さん
全力で
ナオライ会場準備をしてくれてましたよ
飲み物お料理はすべて各人持ち寄り
おいしい酒と島のごちそうがずらり
(^'^)
ちょっとずつ天気具合のタイミングがずれれば叶わなかった
フユノダイマンジサン登山
我々の日頃の行いの成果か
それとも
島を離れるみなさんへの 山の神様の贈り物か・・・
この島で楽しい時間をともに過ごしたみなさんと
冬の隠岐を思い切り楽しめたこと
いい思い出がまたひとつできました
毎年3月に繰り返されるお別れの候が近づいていることなんて
未だに実感は湧きませんけどね
1つ1つ
こうした折になんとなくそのことを思い出し
ふと寂しい気持ちになります
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