現代狂言Xの公演が隠岐の島上陸いたしました
ウッチャンナンチャンのナンチャンこと南原清隆さんと
九世野村万蔵さんが率いる萬狂言とのタッグで行われる現代狂言
今年で10年目を迎えるのだそうですね
広報のちらしを目にして初めて
「現代狂言」なるものの存在を知りましたが
南原清隆さんと野村万蔵さんの二枚看板
それから
セイン・カミュもいるし
体操のお兄さん 佐藤弘道さんの名前もある!
ドロンズの石本さんってちょっと大きいほう?
わ!!ジョニ男さんも出てるわ!
・
・
・
という具合のそうそうたる役者陣
これは観に行かねば!!
白状すると・・・
野村万蔵さんのこと
野村萬斎さんと勘違いしてました
(^^ゞ
さて当日
開宴1時間前の開場ながら
隠岐の島にはめずらしい行列でした
笑
600席ほどの会場は
あっという間にほぼ満席
この日の演目は
古典演目である『千切木』
それから
現代狂言として『不思議なフシギな鳥獣茶会』
以上2本です
最初にナンチャンが登場したところで
会場は沸き立ちました
さすがプロ
隠岐ネタをはさみつつ
張りのある声と話術で会場のみなさんの心をガッチリわしづかみ
笑
古典の狂言は
言葉が分からないものの
ナンチャンが最初に教えてくれた楽しむコツ
『3分我慢して聞けばそのうちなんとなく分かるようになる』
『想像力を駆使する』
この2つを我に言い聞かせつつ
…うとうとしつつ …
事前のあらすじ情報を頼りに楽しむ感じ・・・(^^ゞ
600年もの長い歴史をもつこの狂言は
日常をおもしろく表現するいわば喜劇
昔から
こうした形で『笑い』を楽しむ文化があったんですね~
内容が分からなくても
あの独特の言い回しや所作のおもしろさは魅力的
現代劇にはない美しさや迫力も…
ちなみに
歌舞伎が楽しまれるようになってから
まだ300年なんだそうですよ
そして
現代狂言の演目の内容は
時空を超えた空間で出会う現代の疲れた中間管理職さんと
中世のその日暮らしのひとりの男の物語
揃った役者陣の演技力と表現力で
会場を笑いの渦に巻き込みつつ
最後にたどり着くのは
この作品にこめられた深いテーマ
『狂言とは和楽の心』と万蔵さんがおっしゃいましたが
まさに…
奥の深い内容でした
舞台構成も見事
最初の演目『千切木』と最後はリンクして終わるという…
古典狂言と現代狂言
いろいろな形での見事なコラボレーションでした
カーテンコールも最高でしたよ~
役者さん全員が舞台を降りて会場を隅々回り
握手やハイタッチの大サービス
ナンチャンと握手してしまった!!
弘道お兄さんにもタッチした!!
野村万蔵さんに
「ありがとうございます」を言ってしまった!!
と
完全にミーハーおじさんおばさん化したブンテン夫婦
笑
笑われそうですけどね
ここだけの話
泣きそうになりましたもんね~
演者と観客のあの一体感に感激して
(^^ゞ
きっとどんな規模の会場に行かれても
あのテンションは変わらないのでしょうね
こんな小さな会場でも全力で演じ切り・・・
なおあのサービス
狂言師さん
芸人さん
俳優さん
やっぱりプロフェッショナルはカッコイイ
隠岐の島にくらしていると
こうしたレベルの文化芸術に触れる機会はなかなかありません
この国に伝わる文化の奥深さ
考え抜かれた演出や舞台構成のおもしろさ
ひたむきに演じる人の力強さ
楽しい現代の笑い
心から楽しませていただいた夜でした
そうそう
お二人の楽師による効果音や演奏も素晴らしかった!!
隠岐の島まで来てくださった現代狂言のみなさん
こうした企画を実現してくださったみなさん
ありがとうございました
様々な文化や習俗、伝統芸能を
今に伝え守ってきているこの島だからこそ
やっぱりもっとこんな機会があるといいのにとしみじみ思いました
島の文化を受け継でいく子どもたち世代にも
是非見せたい公演でしたね~
ウッチャン派だったけどこれからはナンチャン派
BY 店長