いってきました!もち街イベント~木綿街道~

この日曜日

今年で13回目になるという

木綿街道を会場に行われる節分イベント「もち街」に出かけました

  

この木綿街道

平田の川沿いに昔ながらの風情ある町並みを残す一画です

 

 

 宍道湖と日本海にはさまれたこの地域

「雲州平田」

 

 

 

出雲平野をゆったりと流れる川に沿い

江戸時代から明治にかけて

水上運輸の便のよさから栄えてきたのでしょう

 

 30年ほど前までは

湖北線を使って大社から松江に向かう際

この木綿街道を通るのが一般的でしたね~

 

平田の図書館前を通過するバイパス通りができてからは

あの街道を通らなくなりました

 

もっとも

「木綿街道」と呼ばれるようになったのは

2000年頃からなのだそうです

家と家の間には

川に抜ける「かけあがり」とよばれる通路

 

積み荷をあげたりおろしたり

時にはここで洗い物をしたり

 

八尾川沿いにもあるある 

川と通りのつなぎ目が

 

隠岐では「おりと」と言うのかな?

 

 

川と暮らしが密接につながっていた証ですね

 

 

間口は狭く

奥行きは長~く

これも八尾川沿いの家々のつくりと一緒

 

建物をずうっと奥に奥に

その向こうには川の景色…

 

うらやましい

 

 

 

 

さてこの木綿街道

 

現在も造り酒屋が1軒

醤油蔵も3軒

出雲といえば…のかまぼこ屋さん

そして

一子相伝で受け継がれてきた生姜糖の老舗来間生姜糖

などなど

 

 江戸、明治と時代を超えて今に至る建造物

街角の風情ある佇まい

そして

そこで作られ受け継がれてきた出雲の味を楽しむことができます

 

 

 

それにしても

この通りに足を踏み入れたのはいったいいつぶりなんだろ?

 

最後に歩いたのは

おそらくお勤めをはじめた年

当時担任させてもらった久多美小の3年生さんと一緒に

社会科見学に出かけた折に…

 

その当時の面影はもちろんあり

そして建造物などもそのままそこに「ある」はずなのに

でも

まるで違った通りになっていました

 

 

 

 

 

古い家も新しい作りの家も

景観を損なわぬよう配慮がなされています

 

 

 

木綿街道振興会のみなさんで改修し

カフェスペースとして運営されている

「カフェことん」

 

テレビなどでもとりあげられていて

いつか行ってみたいな~と思っていた場所

 

 

 

古さと新しさの共存

昔ながらのはりや構造がいい味を醸し出し

おしゃれな空間にしあがっていました♪

 

通常営業の時にゆっくり訪れたい感じ

 

 

 

町中を歩いていると

突然目の前に現れるオープンスペース

 

扉はとっぱらわれ

子供向けの本が並んだ本棚

それから懐かしい佇まいの木の椅子が3脚

 

ここは

学生さんたちと協力して作られた休憩所なのだそう

 

漆喰の壁もいい雰囲気

 

こんな休憩所が町にあるって 

ステキですね~

 

 

 

 

 

灯りがモダンな雰囲気を漂わせて…

建物や調度品のあれこれに

長い歴史を感じさせる酒持田本店さん

 

 

時代を潜り抜けてきた建物がもつ重みを

ちゃんと大事に残しつつ

そこに人々のくらしと営みがある

 

まさに「ホンモノ」

 

 

さて

この通りには3つもの醤油蔵があります

 

 

出雲のお醤油はおいしいと評判ですもんね

お醤油アイスやお醤油ソフトも

この通りの名物になりつつあります

 

 

 

 

 

 

出雲地方のお醤油は「さしみ醤油」

なんといってもまったりとした甘みが特徴

そして

「さしみ醤油」というからには刺身醤油だろうと思わせておいて

実はそうではないという…(;゚Д゚)?

私も初めて知った時は驚きました

実家でもあたりまえに刺身は「さしみ醤油」で頂いてました

なのに

さしみ醤油=刺身に使うお醤油

それってダウトなんだって!?

(;゚Д゚)


この地方でいう「さしみ」とは「再仕込み」のこと

原料を1年半寝かせて醤油を作り

更にその醤油に大豆と小麦を仕込み木おけに入れて1年半

 

3年寝かせた極上のお醤油です

 

好みはありますが

やっぱり出雲の醤油はおいしいですね~

 

 

加藤醤油さんの軒先で杉玉発見

|д゚)

 

 

 

小さい頃

造り酒屋を営んでいた同級生の家の軒先にも

この杉玉がぶらさがっていましたね

もう…触りたくて触りたくて

 

今なら手が届く

( *´艸`)

 

お酒屋さんにだけあるものかと思っていましたが

お醤油さんにもあるものなのかとちょっとびっくり

 

 

そして

 

 

 

來間生姜糖さん

 

 

小さい頃からなじみのあった生姜糖

出雲大社の参道にたくさん並んだ屋台には

必ずといっていいほど

板チョコのような形状のここの生姜糖がありました

 

時折

じいちゃんやばあちゃんがこれを求め

ぱきっと割ってかけらをくれるのだけれど

小さかった私には大人の味すぎて

その都度涙目で食べるはめに

(/_;)

 

 

 

いつしか

あんなに辛く感じた生姜の味が

大好きなフレーバーとなり…

それに気づいた時は

なんだか大人になった気がしたりして

 

そんな思い出のある生姜糖

実は

大社育ちの店長さんのお父さんも大好物

 

 

 

 

 

 

そういえば

昔見学に伺った折

先代さんが飴づくりを実演してくださいました

 

素材は砂糖と出西生姜のみ

火の加減

鍋をおろすタイミング

生姜の割合とその混ぜ具合

そういったものは全て体と感覚が覚えているのだそう

 

親から子へ

レシピなしで伝えられるのだそうですよ

 

 

すごい世界ですね~

 

18年前に先代さんはお亡くなりになったのだとか

 今は息子さんが後を継がれ

新しい取組もされながら味を守り続けていらっしゃいます

 

やわらかな甘みの中とやさしい出西生姜の辛み

絶妙なコンビネーション

懐かしい味はそのまんま

 

先代からしっかり引き継がれたのでしょう

 

 

 

 

 

我が家

本土に行く度

 

これをおみやげに使わせていただいております

(^'^)

 

 

 本店のみならず

あらゆるところでお目にかかりますね

出雲、島根のおみやげに

オススメです

 

 

 

 

木綿街道には

宇美神社という由緒正しい神社もあります

 

縁結びの神様なのだとか

( *´艸`)

 

 

そして同時に「縁切り神社」でもあるという

なんとも複雑なことに

( 一一)

 

 

さてさて

 

この通りの案内人をしてくださったのは

木綿街道振興にこの数年関わってこられれたというIさん

 

通りを歩きながら

木綿街道を盛り上げてこられた方たちのこと…

ここの宝でもある建造物と取り組みのあれこれ…

いろいろと教えていただきました 

 

 

水運から陸運へ

時代の流れが大きく変わり

取り残されてさびれていく一方だったこの通り

そこに

「古きよきもの」がちゃんと残っているというその魅力を見出し

ここまでの形にしてこられた

ここの振興に関わって来られた方たちの熱意と努力

そしてそのご苦労…

 

 

 

 

 

いろいろと現場を見ながら

木綿街道の振興に関わるお話を聞かせていただいたのですが

やっぱり「ひと」と「思い」だな~と

しみじみ感じました

 

 

 

 

カラカラと音がしそうな私の頭

それを思い切り揺さぶられるような

そんな刺激をいっぱいいっぱい頂いた「もち街」散歩でした

 

 

 

 

 

 

 

☆ おまけ ☆

 

 

チーム佃屋+1ともち街にて合流~♪

佃屋ニューフェイスのりんくん

かかかか・・・かわいいことになっておりました

 

ほっぺもぷくぷく

なんとタイミングよくお餅みたい~♪

 

4月には隠岐の島再上陸の予定♪

またまた隠岐の島がにぎやかになりますね

 

久しぶりに先生とも会えて嬉しかったな~♪

また帰ってきてくる日を心待ちにしております

(^'^)

 

 

 

 

このイベント

この小さな餅を通りのあちこちにあるお店やコーナーで

それぞれいろんな味付けトッピングで楽しめるというもの

 

 

 

 

 

お店の店先で…

あるいは通りにテントを張って…

 

品定めしながら歩くのもちょっとわくわく

(^'^)

 

 

 

 

 

 

小さなおもちをそれぞれのメニューで一つずつ

1セット200円より

トッピングによってさまざまです

 

 

 

加藤醤油さんのメニューは

 出雲地方のシンプルかつ王道のすましのお雑煮

かつおのおだしに岩ノリ入り

絶品です

(^'^) 

 

 

平田高校さんも応援参加

餅つきをしておられたり

カレー雑煮などを販売しておられたりしましたよ

 

担任させてもらったYくんも

確か平田高校

どこかにいないかな~とキョロキョロしたものの…残念

 

 

 

 ☆ さらにおまけ ☆

夕陽に向かって歌う男発見

風鈴さんでした