昨日の昼から降り始めた朝は
夜の間にあがっていたけれど…
一昨日とは打って変わって
冬に戻ってしまったかのような
寒いイチニチでした
早くも暗礁に乗り上げそうな朝チャリですが
それでも
なんとか装備を整え出発
今日は西田の桜を見に行くことに…
空を覆う黒雲は不穏な気配を漂わせているものの
雲の切れ間からのぞく朝陽が
赤橋あたりを照らし
それはそれで怪しい美しさ
こうしてみると
海面も穏やかに見えますね~…
でも
結構強めの風が吹き渡り
寒いのなんの…
((+_+))
…西郷大橋のこと…
港町と岬町をつないでかけられた西郷大橋
ローゼ橋と呼ばれる吊り橋式の橋です
昭和52年に完成
できた当時
ローゼ橋としては
東洋一の大きさを誇ったのだそう
かつての同僚が
ちょうど小学校低学年の頃にできたそうで
この橋の欄干を登ろうとたくらみ
こっぴどく叱られた
とか
この橋の欄干から
酔っぱらって飛び降りちゃったという方が
いたとか
いないとか
笑
まあこの橋にまつわるあれやこれやは
探せばいろいろ出てきます
島のみなさんにとって
割と馴染み深い橋なのです
海の蒼空の青
山の緑に雲の白
そして
この橋の赤
私が赴任してきた頃は
ここで中学生さんたちがヨットの練習をしていました
ヨットの小さな白い帆が
その色の世界に加わるのです
夏の日の大橋がみえる景色は
色鮮やかな絵画のようで
ほんとうに心躍ります
風のない夏の月夜には
この湾に
月の光と大橋のライトが
くっきりと写り込み
つきあかりとあいまって
幻想的な景色を作りだします
私の隠岐暮らしは
赤橋の見える丘ではじまりました
ここに来たばかりのころは
この美しさが逆に切なく
悲しい気持ちで眺めたものですが
いつの間にか
私の大好きな景色のひとつになりました
さてさて
目指した神社は
湾のはしっこからほんとにすぐそこ
今はブンテンの2階に暮らしている我が家ですが
ここに越してくる10年程前まで
この湾沿いに暮らしていました
その家から
歩いて10分ほどの集落にあります
神社に向けて登っていく参道沿いには
サクラが植えてあり
春になると
神社までの道のりが桜色に浮かびあがり
神社の場所を教えてくれます
🌸
今は一番手前の桜だけが
大きく見事に目に入ってくるのだけれど
昔々はサクラの道が細く長く上へ上へと続いている
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そんなイメージ
上に上にと続く参道は
この先がはっきり見えないくらい
うっそうとして薄暗く
でも
鳥居の後ろに植えられた桜が
その陰鬱とした気配を消し去ります
苔むしたなだらかな細い坂道につづき
細く長い石段を登って
ようやくたどり着く小さな神社
ご近所の氏子さんたちが
定期的にでも手入れされているのでしょうか
それとも
春のお祭りがあったのかな
ひっそりとはしているけれど
人の気配がそこここに感じられる神社でした
カランカランと鈴を鳴らし
参拝です
少々作法は怪しいけれど
まあ気持ちが大事ですもんね
(^^ゞ
階段を降りるまでは
薄暗い杉林然とした気配
右手の林には椎茸栽培の原木がずらり
確かに
杉の木に日が遮られたここは
いかにも椎茸菌たちが好みそうな環境です
左手には
桜の樹が同間隔で植樹されているものの
杉の木に光を遮られ
とにかくひょろひょろっと上に伸び
でも
弱々しいながらもなんとか花をつけていました
昔はもっともっと
階段横に沿って桜も階段状に見えていた…
そんな記憶が確かにあって
もしかしたら
この周辺の杉の木の成長についていけず
桜は埋もれてしまったのか?
と
怪しい記憶にしぶとく向き合いながらの帰り道
笑
ここまでくると
西郷大橋もちょこっと見える
下西の湾を見下ろしながらたつ
この小さな神社には
どんな神様が祀られているのでしょうか
ちょっと調べてみたくなりました
というところで
本日の朝チャリ終了時刻が迫ります
寒空の中
わっせわっせと帰路につき
サムライ君の出社時刻には
なんとかすべりこみセーフで間にあいました
!(^^)!
さてさて
寒かったり
暑かったり
このところ気温の差が激しいですね
しかも
檜の花粉の多さが今年は尋常でないらしい
400倍以上の飛散量だそうです
400倍って…(-_-;)
この目のかゆみは
てっきりPMだと思っていたのですが
檜花粉なのかも
(;゚Д゚)
穏やかに過ごせる春の日が待ち遠しい今日この頃です
☆ おまけ ☆
お店の前の通りを
ツバメさんたちが猛烈なスピードで低空飛行しながら
行ったり来たりしています
時折は
お店前の電線にずらりと整列
どうやら
巣を作る場所を偵察している模様です
ツバメのベビーラッシュももうすぐですね
(^'^)
・・・・・
夜道でふと感じたナニモノかの気配
横を見ると
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