私たちがくらす西町通りで建物火災が発生したと
防災無線から不明瞭な音声が流れてきたのは4時前でした
耳を疑いつつ慌てて八尾川橋まで走りました
八尾川橋よりも下流にかかる愛の橋の向こう側に見えたのは
もうもうと空に向けて巻き上がる黒煙と
燃え盛る朱色の炎でした
折からの強風にあおられて
炎は勢いを増すばかり
現場にはもちろん近づけないけれど
そこがどのような状況になっているのか
この橋の上からでも想像がつくほどでした
鎮火の放送があったのは
夜の10時を回った頃に…
あの家もだ、ここもだったそうだ、と
伝え聞く 延焼範囲の拡がりにただただ呆然とし
何をしていても
心ここにあらずといった状況でした
私たちでさえこうなのだから
焼け出された方たちはどうしていらっしゃるだろうか
どんな思いでおられるのだろうか
と
胸が痛みます
遠くにあって
故郷の町の痛々しい光景や近しい方の被災に
心を痛めていらっしゃる方も多いことでしょう
ただ
あれだけの火災でありながら
人的被害がなかったということに救われる思いです
火事にあわれた方々に…
この通りに…
どうか
1日も早く日常が戻りますようにと願うばかり
・・・・・13日の八尾川の光景・・・・・・
火災発生の放送直後の八尾川橋からの光景
屋根の上から空に向け燃え盛る炎と
風にまかれつつ湧くように拡がる黒煙の勢いに
体中の血が引く思いでした
仲間の家やお店がそこにはあって…
無事だろうか逃げただろうかとそればかり気になって…
はやくきえてだれかけしてと、祈るしかなく…
消防団であるサムライくんも現場に向かったと知ったのは
もうすっかり暗くなってからでした
火災に遭われた方から届いたラインには
お宅の息子さんが水をかぶりつつ活動してくれていた、と…
ご自身も大変な中で
そうして我が家の息子の姿を心に留め、教えてくださったこと…
「はやくきえてだれかけして」と祈るしかできなかった私のその思いの先に
我が息子は立っていたのだなということ…
様々な思いに心がゆれて
泣けてしまいました
みなさんに大きな怪我がなくてよかったと
改めて思います