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3月の終わり4月の始まり

 

3月のおしまいに風邪をひきました

 

すぐに復活するだろうと思っていたのに

思いのほかぐずぐずと長引いて

 

そうこうしているうちに…

 

3月が終わってしまい

4月になって

新元号も発表されました

 

そして

体も頭もしゃんとせず家ごもりしているその間に

みんなみんな海の向こうに帰ってしまいました

 

 

 

 

 

 

まさか

このタイミングで風邪をひくなんて

 

 

  私史上

最も残念な風邪でした

 

 

悔やんでも悔やみきれない

痛恨の不摂生の日々

 

 

 

 

 

ありがとうございましたをちゃんと言いたかったのに~~~

 

君らしくがんばれと伝えたかったのに~~~~

 

 

 

頼むからもう1回帰ってきて~~~~

 

 

涙 

 

 

ようやく復活の兆しが見えた今日

ふとした折にわきあがる

そんな思いに揺れる春のイチニチです

 

 

 

 

・・・ ありがとうございました ・・・

 

 

たくさんの方が離島していかれた雨の週末

 

 

 

でも

奇跡的にフェリー出港の頃には晴れ間も出て

お別れの紙テープを張ることができたのだそう

 

 

 

 

 

 

お世話になった方の離島の日の空は

やっぱり晴れやかなものであってほしいのです

 

 

この島で暮らした日々のしめくくりの1日…

 

最後の島の空の記憶…

 

 

 

 

 

 

 

だからこの日

お見送りから帰ってきた店長さんに写真を見せてもらい

心からほっとしました

誰かさんのすご腕で

雨までも止めてしまったのですね

 

 

 

 

去る人も

見送りの人も

ほんとうにたくさんだったと店長さんが言っていました

 

 

カメラのモニターに写る港には

たくさんの人ひとヒト

 

見送りたかった人たちの顔を

アップにしながら探しました

 

 

みんなみんないい顔でした

 

 

  

 

 

 

 

 

風にたなびく色とりどりの紙テープが

旅立つ人と見送る人の

様々な思いを交錯させるかのように…

 

カメラのモニター越し

無音の港の景色の中で

5色のテープの色の美しさが際立ちます

 

そして

  

 

この美しさが

逆に寂しさを募らせるのです

 

 

 

 

 

けれど

お別れのさびしさをもってしても

まだ余りある温かな思いと大きなエールを

たくさんたくさん寄せていただいたということ…

巡り合わせとご縁の不思議

そのことに

改めて、しみじみと、思いを致す…

そんな景色でもあります

 

 

 

 

 

 

さて

久しぶりに外に出たお昼過ぎ

リクルートスーツに身を固めた女子を見かけました

 

どことなくぎこちないのは歩きなれないヒールだからか

でも

背筋を伸ばして

しゃっきりとして

 

見るからにはつらつと初々しかった…

新社会人さんに違いない

 

 

新たな年度が始まって

もう世の中は動き出しているのですね

 

 

 

ブンテンもしょぼしょぼばかりはしていられません

 

 

 

 

 

こんな小さな島で出会えた奇跡を思えば

これからつながり続けることなんて

きっとたやすいこと

 

 

 

出会えたことに感謝しつつ

みなさんそれぞれの新天地でのご活躍を

海の向こうから心より祈ります

 

 

またきっと会いましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・島の春の風物詩・・・・ 

 

この日は隠岐水産高校の先生も離島されたのですね

 

実習船みこしまが

フェリーを追うように…

 

あの赤灯台の先のあたりまで

フェリーに伴走しながら

異動される先生との名残を惜しみます

 

隠岐水ならではのお見送り

 

 

この島の

春の港の風物詩です

 

 

 

 

岸壁にはりついている怪しい影がありますね

3月の港に時折現れる「怪現象」です

数年前にアバレンボウくんもやりました

そして

叱られました

 

危険ですから真似しないでね